(アーカイブ)



 
2020年度 第2回 「かんな会イブニングセミナー」

日時:2021年1月13日(水)18:30 ~ 19:30
講演テーマ:遠藤新を筆頭としたライト風の住宅
― 現存住宅を中心に_  遠藤新 田上義也 柴田太郎 ―
講演会場:zoom
対象:​本学建築学科、大学院建築学専攻 在学生
講演者:井上祐一(本学卒業生)

参加希望者は、事務局までお問い合わせください。


 
「かんな会イブニングセミナー」開催のお知らせ
 
                    「かんな会」幹事長 神奈川大学教授内田青蔵

 「かんな会」では、毎年神奈川大学を会場にして数回、定期的に講演会を開催してきました。これは、学生を対象にOB・OGも参加できるものとして行ってきましたが、今年はコロナ禍のため、開催できずに中止状況です。そこで、急速に普及しているオンラインを用いた講演会として「かんな会イブニングセミナー」を新たに開催することにしました。
オンラインの場合、地方の方々も参加できるというメリットもありますので、積極的にOB・OGとともに学生を含め、多くの方々の活動や情報の交換の場として積極的に行いたいと考えています。
2020年12月に第1回目の講演を開始いたします。平日の18:30から1時間ですので、積極的にご参加いただければ幸いです。また、ご自分の作品紹介や著作の紹介、あるいは、研究開発成果の発表など、講師としてお話ししたいという方も募集しています。自由に活用していただければと考えています。参加希望者は、事務局までご連絡いただければ、ZoomのID等をお知らせいたします。





■ライト風の住宅について ― ライト式と呼ばれた帝国ホテルから始まったライト風 ―
 井上 祐一
 
 
 フランク・ロイド・ライトの名は帝国ホテルの設計者として、ホテルの「ライト館」として広く知られるようになった。ライトは日本とアメリカの間をおおよそ半年ごとに行き来し、不在の間は技師であるポール・ミューラーとともに遠藤新、南信、土浦亀城らが協力し合い工事を進めた。1922年7月にライトが帰米した後は、同年11月に遠藤が遠藤南建築創作所を開き日本人スタッフにより南客室棟を完成させて翌23年の全面オープンに漕ぎつけた。
 帝国ホテルから始まったライト式は、遠藤らによりライトの建築思想を実践した多数の住宅等の設計・建設へと展開された。あめりか屋の技師山本拙郎は「世間ではライト式と呼んでゐ〔い〕るが、今日ではもう遠藤氏の様式と言ってもいゝと思ふ。」と述べたのが1925年(大正14年)1月のことである。つまり、この時点で遠藤独自の作風という認識があったということである。しかしながら、「式」では「様式」「形式」ということになり、しっくりこない。そこで、「流派」「流儀」という意味合いを含む「遠藤流」という呼称で遠藤建築を語ることとする。
 
第1回は、遠藤新の作品 ―主に取り壊された作品を時系列で追って、変わらぬ信念の建築思想の元で設計された、ライト風に始まり遠藤流に変容する作風を概観する。
第2回は、ライト生誕150年の2017年に出版した『ライト式建築』(文:井上祐一 写真:小野吉彦)に所載中の数棟の住宅作品を、外観をはじめ殊に平素見ることができない室内を見ることにする。
 

第1回 ライトの高弟 遠藤新の作風概観 遠藤新の建築の変遷
― 帝国ホテルのライト式から〔遠藤流〕へ ―


第2回 遠藤新を筆頭としたライト風の住宅
― 現存住宅を中心に_  遠藤新 田上義也 柴田太郎 ―


井上 祐一 プロフィール
 
1951年  兵庫県三木市生まれ
1975年  神奈川大学工学部建築学科卒業
1976年  専門学校勤務
1987年-2000年 この間 設計事務所勤務(複数)設計事務所自営ほか
2000年  文化女子大学短期大学部 助教授
2004年  工学院大学大学院 工学研究科博士後期課程 建築学専攻修了 博士(工学)
-2014年 文化女子大学(現文化学園大学)短期大学部 教授
 
現   在
 神奈川大学非常勤講師
 日本生活文化史学会 理事

研   究
 ・フランク・ロイド・ライトの日本における影響について
 ・建築家・遠藤新および弟子に関する研究
 
主な論文
 『日本における大正・昭和前期の住宅にみるフランク・ロイド・ライトの影響に関する研究』2004年
 
主な著述
 『ライト式建築』井上祐一 解説 小野吉彦 写真 柏書房 2017年 
 『用具選びからはじまる製図のキホン―ル・コルビュジエに学ぶ建築表現』共著 柏書房 2016年
 『建築のインテリアデザイン』共著 市谷出版社 2006年
 『建築計画・設計シリーズ 新住宅Ⅰ』共著 市谷出版 2003年
その他
 『住宅建築文献集成 第26巻 朝日グラフ編『今日の住宅』』内田青蔵 編 井上祐一 解説 柏書房 2013年
 『住宅建築文献集成 第7巻 遠藤 新 新聞・雑誌記事集成』内田青蔵 編 井上祐一 解説 柏書房 2009年
 
主な建築作品
 緑窓の家(Y邸) 2014年
 八ヶ岳中央実践農業大学校農畜産物販売所2 1994年
 中央道談合坂下りサービスエリア 照明塔デザイン 1991年 (現存しない)
post by 佐藤 宏貴 | コメント(0)


 
2020年度 第1回 「かんな会イブニングセミナー」

日時:2020年12月16日(水)18:30 ~ 19:30
講演テーマ:ライトの高弟 遠藤新の作風概観 遠藤新の建築の変遷
― 帝国ホテルのライト式から〔遠藤流〕へ ―
講演会場:zoom
対象:​本学建築学科、大学院建築学専攻 在学生
講演者:井上祐一(本学卒業生)

参加希望者は、事務局までお問い合わせください。

 
「かんな会イブニングセミナー」開催のお知らせ
 
                    「かんな会」幹事長 神奈川大学教授内田青蔵
 
 「かんな会」では、毎年神奈川大学を会場にして数回、定期的に講演会を開催してきました。これは、学生を対象にOB・OGも参加できるものとして行ってきましたが、今年はコロナ禍のため、開催できずに中止状況です。そこで、急速に普及しているオンラインを用いた講演会として「かんな会イブニングセミナー」を新たに開催することにしました。
オンラインの場合、地方の方々も参加できるというメリットもありますので、積極的にOB・OGとともに学生を含め、多くの方々の活動や情報の交換の場として積極的に行いたいと考えています。
2020年12月に第1回目の講演を開始いたします。平日の18:30から1時間ですので、積極的にご参加いただければ幸いです。また、ご自分の作品紹介や著作の紹介、あるいは、研究開発成果の発表など、講師としてお話ししたいという方も募集しています。自由に活用していただければと考えています。参加希望者は、事務局までご連絡いただければ、ZoomのID等をお知らせいたします。




■ライト風の住宅について ― ライト式と呼ばれた帝国ホテルから始まったライト風 ―
 井上 祐一
 
 
 フランク・ロイド・ライトの名は帝国ホテルの設計者として、ホテルの「ライト館」として広く知られるようになった。ライトは日本とアメリカの間をおおよそ半年ごとに行き来し、不在の間は技師であるポール・ミューラーとともに遠藤新、南信、土浦亀城らが協力し合い工事を進めた。1922年7月にライトが帰米した後は、同年11月に遠藤が遠藤南建築創作所を開き日本人スタッフにより南客室棟を完成させて翌23年の全面オープンに漕ぎつけた。
 帝国ホテルから始まったライト式は、遠藤らによりライトの建築思想を実践した多数の住宅等の設計・建設へと展開された。あめりか屋の技師山本拙郎は「世間ではライト式と呼んでゐ〔い〕るが、今日ではもう遠藤氏の様式と言ってもいゝと思ふ。」と述べたのが1925年(大正14年)1月のことである。つまり、この時点で遠藤独自の作風という認識があったということである。しかしながら、「式」では「様式」「形式」ということになり、しっくりこない。そこで、「流派」「流儀」という意味合いを含む「遠藤流」という呼称で遠藤建築を語ることとする。
 
第1回は、遠藤新の作品 ―主に取り壊された作品を時系列で追って、変わらぬ信念の建築思想の元で設計された、ライト風に始まり遠藤流に変容する作風を概観する。
第2回は、ライト生誕150年の2017年に出版した『ライト式建築』(文:井上祐一 写真:小野吉彦)に所載中の数棟の住宅作品を、外観をはじめ殊に平素見ることができない室内を見ることにする。
 

第1回 ライトの高弟 遠藤新の作風概観 遠藤新の建築の変遷
― 帝国ホテルのライト式から〔遠藤流〕へ ―


第2回 遠藤新を筆頭としたライト風の住宅
― 現存住宅を中心に_  遠藤新 田上義也 柴田太郎 ―



井上 祐一 プロフィール
 
1951年  兵庫県三木市生まれ
1975年  神奈川大学工学部建築学科卒業
1976年  専門学校勤務
1987年-2000年 この間 設計事務所勤務(複数)設計事務所自営ほか
2000年  文化女子大学短期大学部 助教授
2004年  工学院大学大学院 工学研究科博士後期課程 建築学専攻修了 博士(工学)
-2014年 文化女子大学(現文化学園大学)短期大学部 教授
 
現   在
 神奈川大学非常勤講師
 日本生活文化史学会 理事

研   究
・フランク・ロイド・ライトの日本における影響について
・建築家・遠藤新および弟子に関する研究
 
主な論文
 『日本における大正・昭和前期の住宅にみるフランク・ロイド・ライトの影響に関する研究』2004年
 
主な著述
 『ライト式建築』井上祐一 解説 小野吉彦 写真 柏書房 2017年 
 『用具選びからはじまる製図のキホン―ル・コルビュジエに学ぶ建築表現』共著 柏書房 2016年
 『建築のインテリアデザイン』共著 市谷出版社 2006年
 『建築計画・設計シリーズ 新住宅Ⅰ』共著 市谷出版 2003年
その他
 『住宅建築文献集成 第26巻 朝日グラフ編『今日の住宅』』内田青蔵 編 井上祐一 解説 柏書房 2013年
 『住宅建築文献集成 第7巻 遠藤 新 新聞・雑誌記事集成』内田青蔵 編 井上祐一 解説 柏書房 2009年
 
主な建築作品
 緑窓の家(Y邸) 2014年
 八ヶ岳中央実践農業大学校農畜産物販売所2 1994年
 中央道談合坂下りサービスエリア 照明塔デザイン 1991年 (現存しない)
 
post by 佐藤 宏貴 | コメント(0)


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講演者: 秋元 孝之(芝浦工業大学)
演 題: 「建築・住宅のゼロエネルギー化の動向と課題」
場 所:オンライン(ZOOM)
日 時:2020年12月7日(月)17:10~18:50
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2019年度の「かんな会」活動・会計報告
 
「かんな会」幹事長 内田青蔵(神奈川大学工学部建築学科教授)

 神奈川大学建築学科卒業生から組織される「かんな会」の皆様、お元気でお過ごしのことと存じます。幹事長の内田です。2019年度の「かんな会」の活動・会計報告をさせていただきます。従来、活動・会計報告は、母校神奈川大学のホームカミングデーに合わせ、「かんな会」総会及び記念講演会を開催し、総会の中でご報告させていただいておりましたが、 昨年の台風の影響、今年度はコロナ禍のため、ホームカミングデーが中止となってしまいました。そのため、ホームカミングデーに合わせた総会を開くことができなくなりました。
 そのため、今年度ご報告予定であった2019年度の活動報告並びに会計報告を「かんな会」ホームページ上で行うことにしました。「かんな会」主催の講演会や卒業式での「かんな会賞」授与式は、既にホームページでご紹介しておりますが、改めて、活動状況をご確認いただければ幸いです。
 次に、活動を支える会費による収支等もご確認いただければ幸いです。本学建築学科卒業生並びに大学院修了生は、そのまま「かんな会」の入会の権利を有することになり、会員となっていただくためには会費の納入が必要となります。終身会員費が15000円となりますが、2019年度では卒業生の約2割弱の卒業生しか会費の入金はなく、8割が未納という状況です。卒業と同時に会費15000円を頂くのは少々気の引ける所でもありますが、「かんな会」は卒業後も同じ“神大建築魂”を学んだという縁を大切に、そして、皆で、この校風を守り、発展させていくことをめざしたものです。具体的には、社会に巣立ったOB・OGがいろいろな情報を共有し、また、母校の状況を知り、後輩たちの活躍をサポートするという活動です。この「かんな会」の活動をより活発化させるためにも、皆様が会員として参加されることが必要です。どうぞ、会費をお納め、会員としてご参加いただけますようこの場を借りてお願い申し上げます。
 なお、本年12月から、Zoomを用いて「かんな会セミナー」(仮称)を開始します。神奈川大学の卒業生の中から、いろいろ多方面で活躍されている方々にお願いし、1時間のセミナーを企画しています。作品紹介や新書の紹介から、近況報告なども含め、セミナーでお話ししていただき、情報交換の場としてご利用いただきたいと思います。どうぞ、積極的に当時の友人たちにもご連絡し、ご一緒にお楽しみください。また、私も講師として作品発表したい、コンペで入賞した作品を紹介したい、など講師の募集も行っておりますので、私の方にご一報いただければ幸いです。

 


大学の近況について
 
「かんな会」幹事長 内田青蔵(神奈川大学工学部建築学科教授)
 
◆コロナ禍の中の大学について
 コロナ禍のため、前期は講義全てがリモートとなり、1年生は入学式もなく、大学キャンパスに入ることなく、講義が開始されました。
 後期も、コロナ禍の状況に進展はなく、基本講義はリモートで開始されました。ただ、卒業を迎える4年生、また、研究主体の大学院生に関しては、リモートでは対応が難しいことから、大学で対面授業を開始しています。静かで、誰もいなかったキャンパスにようやくわずかの学生が返ってきました。そして、文科省の指導もあり、11月中旬からは全面的に対面授業を展開すべく、現在、準備をしているところです。ただ、大学は講義だけではなく、必然的に学生たちが集う機会が増えることになりますので、クラスターなどが発生する可能性も高くなり、また、閉鎖という状況に戻る可能性もあります。コロナ禍の中での新しい大学の生活スタイルをどう確保し、また、展開していくのか、模索中です。皆様も、健康には気を付け、がんばってください。

建築学科が2022年度から建築学部へ
 大学のホームページをご覧ください。現在、建築学科は工学部から独立し、建築学部をめざして準備中です。建築学部は建築学科の一学科制を取りながら、学生数を増やし、併せてこれまでの構造コース、環境コース、デザインコースの三コース制を、新たに住生活創造コース、まち再生コースの二コースを増やし、全体で五コース制のより学ぶ間口を広くした建築学科とする予定です。建築学科も時代の要請に合わせ、変化しようとしています。皆さんも時代に対応しながら大学で学んだ知識や技術、さらには、マインドを基礎に、コロナ禍に負けずに建築業界のリーダーシップをとることをめざしながらご活躍ください。皆様のご活躍こそ、新しい建築学部への発展の追い風になります。



  
 

  

 
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